便秘について
【はじめに】
便秘は通常の排便習慣より著しく排便回数と排便量が減少した状態を言う。
排便困難や腹部膨満感などの症状を伴うことが多い。
腸管の癒着や腫瘍などによる狭窄のために生じる器質性便秘(通過障害)と特に原因疾患がなく生じる機能性便秘とがある。
【機能性便秘障害の原因と種類と対策】
①直腸性便秘の原因と対策
度重なる排便刺激の無視、下剤や浣腸剤の誤用や乱用が原因となります。
毎日決まった時間にトイレに座る習慣を作り、排便時に踵を上げてやや前傾姿勢になる事で直腸を垂直にする事で更に排便の効率を上げることができます。
②弛緩性便秘
大腸の緊張低下や運動の鈍化、オピオイド鎮痛薬や抗精神病薬などの薬剤による蠕動運動抑制、腹筋力の衰えのための排便時に十分な腹圧が得られない事が原因となります。
対策としては食物繊維の多い食事を意識する、適度な運動を心がける事が大切になり、必要に応じて下剤や自律神経作用薬の使用を行います。
③けいれん性便秘
副交感神経の過緊張などにより、腸管の緊張が過度に増加したため、腸管の分節運動が強くなり便の移送が妨げられる、ストレスが原因となります。
対策としては、主に機械的下剤の使用が必要となります。
【おわりに】
本日は便秘についてお伝えしてきました。
便秘も種類によって対策が異なりますが、基本的にはストレスを減らして食物繊維の多い食事や水分摂取が大切になると思います。
また排便習慣を確立し、便意があった場合は我慢せずに排便するようにしましょう^ ^
こちらで健康や美容に関するお家で出来るセルフケアをご紹介しておりますので、参考にしていただけると嬉しいです^ ^
最後までご覧いただきありがとうございました。
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